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期間工ブログ

期間工が高収入の理由は?

「短い間でしっかり稼ぎたい」「とにかく貯金がしたい」などの理由で期間工の仕事をやってみたい、という人も多いでしょう。
特別な資格も経験も必要なく、高収入が得られる仕事として知られている期間工ですが、ここで気になるのが「なぜ期間工は高収入なのか」「本当に稼げるのか」ということです。

そこで今回は、期間工の仕事がなぜ高収入なのかに加えて、給料や手当などお金の面での仕組み、さらに生活費もかからない待遇についてご紹介します。
稼ぐために期間工で働きたい人は、ぜひ参考にしてください。

 

期間工が高収入の理由とは?

期間工とは、製造業の工場で契約期間内だけ働く、契約社員の一種です。
期間工のほか、期間従業員とも呼ばれています。

期間工は「高収入が得られる仕事」として知られていますが、なぜ高収入が得られるのか気になる人も多いでしょう。
期間工が高収入の理由は、「契約期間が限定されている仕事」だからです。

期間工はたくさん物を作りたいときだけ雇う代わりに高収入
・契約は更新有でも生産状況によって異なる
・一定期間だけ働く=保証がない代わりに高収入

期間工の契約期間が限定されている、つまりなぜ決められた期間しか働けない仕事かといえば、たくさん製品を製造したいときにだけ募集されるからです。
期間工は製造業の工場でライン作業を行いますが、工場でより多くの物を作りたいときにはそれだけ人手が不足します。

けれども、多くの物を作るときや工場のラインをフル稼働させるときには多くの人が必要になりますが、逆にそれほど物を作らなくて良い場合、雇った人件費だけがかさんでしまうのです。

そのため、製造業の工場側が「物をたくさん作りたいときだけ雇う」人材として雇用されるのが、期間工です。
物をたくさん作りたい期間だけ雇うため、働ける期間が限定されているのです。

また、働ける期間が限定されているということは、「ずっと働ける」という保証はありません。
契約している間は基本的に働き続けられますが、契約更新有でも生産状況によっては更新されないこともありますし、工場側の経営状況が悪化した場合契約途中でも雇止めになることもあります。

保証がない代わりに、学歴や職歴も不問、かつ高収入で働ける仕事が「期間工」なのです。

 

期間工ではどのくらい稼げる?

期間工は高収入の仕事、ということが分かりました。
けれども、具体的に「どのくらい稼げるか」というのが気になる人も多いですよね。
具体的に、期間工ではどのくらい稼げるかを見てみましょう。

・月収は21~35万円ほど
・手当や満了慰労金などを入れるとサラリーマンの平均年収以上稼げる

業種やメーカーによって異なるが月収は21~35万円ほど
期間工は、いろいろな業種やメーカーで募集されています。
そして、期間工の仕事によって月収は異なってきます。

例えば、大手企業であるトヨタ期間工なら、初めての勤務でも日給1万円にいろいろな諸手当がついて、月収28万円以上も可能です。

重建機メーカーである小松製作所は、ラインごとで給料が異なります。
初心者でもできる組立やピッキングなら月収23万円以上、少し体力勝負になる塗装補助なら月収29万円以上、体力勝負かつ経験が必要になる溶接なら月収31万円以上も可能になります。

大手メーカーの中では、生産している製品によって工場が異なり、給料も違ってきます。
例えば日産自動車の中でも、部品を作っている相模原工場なら月収23万円ほどと、ほかの期間工の収入に比べるとやや低くなります。
ただし、取り扱っているのは細かい部品、かつ作業は梱包や運搬のため、重い物を持ち上げる必要はありません。

さらに、20代前半サラリーマン男性の平均月収は「約21万円」です。

参考:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2015/pdf/001.pdf平成27年分 民間給与実態統計調査」-国税庁
期間工で安いといっても月収23万円でサラリーマンの平均月収以上は稼げることになります。

なお、あくまでここで説明しているのは月収のみのため、実際は各種手当を合わせるともっと稼ぐことができます。

年収に換算するとサラリーマンの平均以上稼げる
トヨタ期間工を例に挙げると、期間工一年目の年収で425万円以上を稼ぐことも可能です。

2017年9月~2018年8月の間に「転職・求人dodaデューダ)」が調査した結果によると、20代のサラリーマンの平均年収は346万円、30代のサラリーマンの平均年収は452万円でした。
参考:https://doda.jp/guide/heikin/age/
平均年収ランキング 最新版(年齢別の平均年収) |転職ならdodaデューダ

つまり、期間工なら未経験でもサラリーマンの平均年収以上も稼ぐことができるのです。

現在日本の企業でサラリーマンとして働いている人は、ほとんど大卒以上の学歴を持っている人ばかりです。
一方で、期間工は学歴も経歴も不問で働けます。

 

期間工の給料の仕組みについて

期間工は未経験でも、学歴や職歴がなくてもサラリーマンの平均月収以上稼ぐことができます。
次に、期間工の給料の仕組みについて見てみましょう。

期間工には、基本給以外にも色々な手当てがあります。

基本給
残業・深夜・時間外手当
交代制勤務手当
労金
赴任手当
経験者手当
皆勤手当
食事補助
夏季・正月手当 など
それぞれどのような種類の給料か手当かを見てみましょう。

 

基本給

期間工として働いた時間数、または日数でもらえるのが基本給です。
時給制のところもありますし、日給制のところもあります。

 

残業・深夜・時間外手当

期間工として働いていると、一日の勤務時間以上に働く「残業」が発生することもあります。
残業をしたときには、残業手当として基本給×1.3~1.6倍が支払われます。(メーカーによって異なります)

また、期間工の工場は24時間稼働しているところも多く、早番、遅番、夜勤といった交代制勤務を行います。
早朝や深夜に出勤した場合は、出勤した時間数に応じた早朝手当や深夜手当が支払われます。

ほかにも、休日に出勤した場合などに支払われる時間外手当など、メーカーごとによって長時間働いたり、早朝や深夜などの勤務をしたりすると支払われる手当があります。

 

労金

労金とは、期間工の在籍日数や契約日数によって支払われる、期間工独自の手当てです。

例えば、契約期間を満了するごとに支払われる「満了慰労金」や「満了報奨金」、実際に勤務した日数によって支払われる「慰労金」などがあります。

基本給と別に支払われるため、「期間工が高収入」という理由のひとつが、この満了慰労金です。

ただし、ただ在籍していただけでは満了慰労金や報奨金は支払われないことが多くなっています
真面目に勤務するほか、無遅刻無欠勤、または決められた勤務日数の95%以上を出勤するなどの条件を満たさないと支給されないメーカーがほとんどですので、気をつけましょう。

 

赴任手当

赴任手当とは、自宅や地元を離れて期間工のメーカーの寮に入って働いている人に対して支給される手当です。

初回の在籍日または契約満了日に支給するメーカーが多くなっています。

 

経験者手当

経験者手当とは、期間工としての経験を積んでいる人に対して支払われる手当です。

期間工として働いた実働日数に応じて支払われるメーカーもあれば、以前同じ企業の期間工として働いた経験がある人に対して支払うメーカーもあります。

 

皆勤手当

決められた勤務日数を100%出勤した場合、皆勤手当てが支給されるメーカーもあります。
出勤100%のほか、無遅刻無早退などの条件が定められていることもあります。

 

食事補助

期間工は、自宅を離れて自分で寮生活を行うのが基本です。
寮生活中の食費を、食事補助という形で支給しているメーカーも多いです。

 

夏季・正月手当 など

期間工の仕事で、夏季や正月などの勤務を行った時、またはお盆休み、年末年始休業に入る前後に出勤した場合に夏季・正月手当を支給しているメーカーもあります。

生活費もかからない、期間工の待遇について
期間工は基本給のほか手当が充実しているため、高収入が得られる仕事です。
これに加えて、期間工は寮生活になりますが「寮費無料」などの待遇が用意されているため、生活費がほとんどかかりません。

生活費がかからないため、貯金もしやすい期間工の待遇には、以下のものが用意されています。

家賃無料または格安
水道光熱費無料
食堂完備
赴任と帰任時の旅費負担
無料バス、徒歩圏内など通勤しやすい など

 

家賃無料または格安

期間工として働くには、工場の近くにある寮に入るのが前提となります。
この寮にかかる家賃は無料、または格安になっています。
自分でアパートを契約して借りるよりも格段に安い費用で一人暮らしができます。

なお、「期間工の寮は相部屋」とイメージする人も多いかもしれません。
けれども期間工の寮はどのメーカーでも、現在は「ワンルームの個室」が基本です。

入る寮によっては多少設備が古いところもあるかもしれませんが、基本的に個室ですのでプライバシーは確保できます。
なお、浴室はユニットバスが備え付けになっているところもあれば、共同浴場になっているところもあります。

お風呂が共同、というとゆったりできないと思ってしまいがちですが、トヨタ期間工のように大浴場を完備しているところも多いです。
毎日銭湯のようなゆったりとしたお風呂で手足を伸ばして入れるため、毎日温かい湯船につかってリラックスしたい人にはぴったりです。

 

水道光熱費無料

期間工の寮は、寮の家賃に水道光熱費が含まれていることも多いです。
生活の中で使うお風呂に加えて、洗濯機も共同の場合が多いですが、一人暮らしで洗濯をする場合でも不自由なく使えるための設備をそろえていることが多いです。

お風呂や洗濯、トイレといった生活に必要な水道費や光熱費も含まれている、また家賃とともに無料になっているところも多いので、一人暮らしの場合にかかる生活費はほとんどかからないことが多いと思ってよいでしょう。

 

食堂完備

期間工として入寮し、一人で生活する上で気になるのが日々の食事です。
期間工の工場や寮には、格安でおいしい食事が食べられる食堂が完備されているところも多くなっています

期間工のメーカーにもよりますが、一食数百円程度で選べ、ご飯のお替りはセルフで自由、栄養バランスも考えられた食事が格安で食べられる、といったところが多くなっています。

期間工の寮は、火事などの危険性をあらかじめ回避する上で、自炊が禁止になっているところもあります。
とはいえ、周りにコンビニやスーパーもない環境で働く場合は、毎日の食事にも困ってしまうでしょう。

そんな期間工の生活を栄養面でフォローする存在が食堂です。
工場はもちろん、寮にも併設されている場合もあるため、格安でおいしい食事がとれるのも期間工の魅力のひとつです。

 

赴任と帰任時の旅費負担

期間工として働くには、工場近くの寮に赴任して寮生活をするのが前提になります。
ところが、いま住んでいるところと工場や寮の距離が遠く、そこまで行くまでの交通費がない、という人も多いですよね。

期間工としての採用が決まったら、赴任時の自宅から工場または寮までの交通費を実費で支給してくれるところも多いです。
新幹線や飛行機といった高額の交通費がかかる場合でも、期間工のメーカー側で負担してもらえます。

さらに、期間工としての仕事を終えて地元に帰る場合の旅費や交通費も負担してもらえます。
ただし、バックレなどではなくきちんと契約期間を勤め上げた場合が対象となりますので、契約期間まじめに働いて、契約満了を迎えられるようにしましょう。

 

無料バス、徒歩圏内など通勤しやすい

期間工の寮から工場までの通勤は、交通費は支給されず基本的には実費になります。
ただし、ほとんどの期間工が寮から工場までの距離が近い、無料の送迎バスが出ている、自家用車の持ち込みを認めている、寮と工場が同じ敷地内にあるなどで、金銭的にも体力的にも負担なく通勤できる工夫を整えています。

生活費に加えて、交通費や旅費といったポイントも期間工のメーカー側が負担してくれるため、より給料を使わず貯められる体制が整っているのも、期間工ならではと言えるでしょう。

高収入好待遇の期間工は学歴と経歴不問で働ける
期間工がなぜ高収入なのかの理由に加えて、期間工の給料の仕組みや待遇についてご紹介しました。
独自の手当てがあり、高収入が得られるだけでなく住むところ、食事などに関する待遇も整っているため、期間工は得た給料を貯めやすい環境でもあります。

 

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